トップページ > 目指せプロセラピスト!エステ・マッサージ留学にお役立ち情報 > マッサージの基礎知識 揉み返しはなぜ起きるのか
「マッサージを受けて気持ちよくなるはずなのになんだか身体が痛い」と感じた方は少なくないのではないでしょうか。
それはきっと「揉み返し」の症状です。もみ揉み返しはなぜ起きるのか、揉み返しを起こさないためにも正しい知識を身に付けましょう。
揉み返しとは、マッサージを受けた際の刺激が強すぎて筋膜や筋繊維を損傷してしまい、炎症を起こしている状態のことを言います。
揉み返しは通常マッサージの後に起こる症状です。マッサージは硬くなった筋肉をほぐしてコリを除くことが目的であるにも関わらず、マッサージで受けた刺激が強すぎるために筋肉が収縮し筋肉痛を起こしてしまうことがあります。強い刺激とは、身体のコリや筋肉をほぐすのに適していない力で圧迫することです。また、無理な姿勢で施術を受けることでその部分に炎症を起こす場合もあります。
これらが揉み返しです。過度の刺激は身体にとって良いものではありませんので気を付けましょう。
揉み返しの主な症状は以下の通りです。
● マッサージを受けて少し経ってから痛みを感じる
● 押すなどの刺激を与えると痛む
● 身体を動かすと痛む
● 鋭い痛みを感じる
揉み返しには個人差がありますが、以上が一般的な揉み返しの症状です。これらの原因は、身体の状態に合っていない強さの刺激が筋膜や筋繊維を傷めて炎症をおこしていることにあります。このような痛みを感じる場合は揉み返しの可能性が高いと言ってもよいでしょう。
揉み返しは炎症が起こっているということですから、アイシングや冷シップで局部を冷やしてあげましょう。アイシングは、氷などを袋に入れたものや保冷剤のようなもので10分から20分ほど痛いところを冷やします。
冷やしすぎは禁物です。また、温めると炎症が悪化し余計に痛みが増すので入浴やサウナは控えてください。冷却して痛みが増した状態になったら揉み返しではないので痛む部分を温めましょう。痛みが和らぐはずです。
揉み返しに似ていても揉み返しではない場合もあります。
マッサージ後に薄着で過ごし身体を冷やしてしまったり、クーラーの効いた部屋などで過ごしたりした場合、マッサージを受けたところに痛みを感じることがあります。マッサージを受けて血液の流れがよくなっているときに冷やすと、一気に筋肉が収縮し硬くなり鋭い痛みが発生することがあります。このような症状が出た場合、お風呂に入るなどして身体を温めると良いでしょう。
強いコリをもっている方に多く見られる症状です。コリをとるために受けているマッサージでの治療過程で見られる症状です。通常の揉み返しでは、押すと痛みを感じるのに対し、この場合は痛む部分を押すと気持ちがよくなり楽になります。
この場合も温めてあげると効果的です。コリをとることが1番の対処法と言えます。
マッサージを受けるということは、体内を巡る血液の流れが悪い状態からよい状態になるということですから、多少身体にほてりやだるくなるなどの症状が現れる可能性はあります。
しかし過度な痛みを感じる方がいたらそれは強い刺激を与えたことが原因となります。お客様に心から気持ちがよいと感じていただくために、マッサージの正しい知識を身に付けることが大切です。ハワイの青空の下で心地よいマッサージをお客様に提供していきましょう。
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